先日、株式会社日本M&Aセンターさんのセミナーに参加しました。
こういったセミナーに行かれたことありますか?
法人の売買なんて、なかなかないチャンスだと思いますが、とても勉強になります^^
株式会社日本M&Aセンターさんは、中小企業専門のM&A事業を展開されています。
すでに上場しており、社員さんもびしっとしていて、ステキなんです。
それにしても、セミナーが抜群にうまいです!
参加者はざっと300名ほど。
ハートフルな事業継承をミッションに、情熱的に活動されているかっこいい会社さんです。
むずかしい論理的な数字が飛び交うセミナーよりも、泥臭い人間ドラマのほうがリアリティがありますね。
結局は感情(かんじょう)です
さて、セミナーを聞いていて、一貫してメッセージとして伝えていたのは、感情論でした。
むずかしい数字の話は一切でてきませんでした。
「え?会社の売買なのに、なぜ?」って思いますか?
どんなセミナーだったかといいますと、実際に法人を売却する際の調印式ムービーをながしていました。
そこには、
・会社を売却して男泣きしている社長さん!
・手紙を読んで泣いている娘さん
・「任せてください!」と、真剣な顔している買収した社長さん
など。
おお、これはすごいシーンだな〜なんて思っていました。
ですが、よくよく考えると、サイト売買でもまったく同じなんですよね。
『あの方だったら、サイトを売ってもいいです』
このように売主さんが思ってくれないと、そもそも売買が成立しません。
ビジネスライクに、なんとも味気ないメールだけですと、話が流れることがあります。
それだったらまだいいですが、
「担当者さんはよかったんですが、社長さん気に入らないですね」と、本音が出ることも(笑)
まぁ、こういった場合はうまくいきません。
もっといったら、
「すみません。あの人、キモチ悪いんで、なしにしていいですか?」
と、売主様からお断りいただいたこともありました(笑)
これは痛いですよね・・・。
もちろん、その買収希望者さんは気がついていません。
大きなものの売却や買収は、最後は感情なんです。
「あの社長なら、40年やってきた会社を任せてもいい」
って、こういう相当な覚悟をもった決断は、感情なんですよ。
理屈じゃない。
値段がいくらだとか、会社規模がどうだとか、いろいろ考えますけど、結局は感情。
ちなみに、日本M&Aセンターさんは、「法人売買の前に、1回だけ、お酒でも飲みにいってください」と言っています。
そうした方が、お互いの人生観がわかるから、だそうです。
そして、人生観が違う社長と法人を売買したら、まずその会社はダメになるそうです。
よくよく考えたら当たり前ですよね。
サイトだってそうです。
やはり運営者のカラーが、どん!と出ます。
出そうと思わなくても、やっぱり買う方としては、わかるんですよね。
サイト売買(サイトM&A)に関しても、結局は感情。
値段がいくらだとか、アクセスがどうだとか、将来性がどうだとか、いろいろ考えますけどね。
「あの方にサイトを譲渡したいです。」
「ぜひ、あなたのサイトを譲ってください。」
こんな会話が自然と出てくる、すばらしいマッチングをしていきたいものですよね。